食べられる入浴剤 おばぁちゃんの知恵
今よりもっと若々しく元気になる健康ごはん♪ 健康料理家あべふみです。 ☜プロフィール
2023年の冬至(とうじ)は、12月22日。
一年で一番夜の時間が長く、陰の気が最大になる時です。
実際に気温も下がり、雪国では大雪が降り始める頃でもあります。
そんな時は体も冷え、代謝や血流が下がりやすくなり、それによってさまざまな体調不良が出やすくなります。
お風呂に入って、ゆっくりリラックス&体の芯から温まって心も体も癒したいですね。
柚子湯もお勧めですが、今回ご紹介するのは、「大根の葉」の入浴剤。
大根の葉は、捨ててしまう人もいるようですが、食べてもおいしい&栄養抜群!
入浴剤にしたら、体の代謝や血流が上がり、体が温まったり冷えにくくなったり。という効果があります。
昔は、「大根食べたら葉は干す」と言われていたそう。まさに「一物全体(いちぶつぜんたい)」捨てること無く全体をすべて無駄なく使いましょう。という教えに沿ったものです。
まず、さっと茹で(一瞬熱湯にくぐらせる程度)水にとって冷ましたら絞って干します。
洗濯ばさみを使うと、乾燥して程よい風邪が吹いていれば半日程度でカラカラに乾きます。
湿度の高い日や室内なら1日~数日程度。カビたりしないよう、なるべく早めに乾燥させると良いですね。
触ってカサカサする程度まで乾いたら、ビニール袋などに入れて保存できます。
好きな時に、ネットなどに入れ(長さは切ってもOK!)湯船になるべく長めに浮かしておきましょう。
じんわりと、薬効が湯船に染み出てきますよ。
ほんのりとした香りがして癒されます。
代謝や血流を高めてくれますので、血流が悪くなったことで起こる様々な不調を改善してくれます。
冷えや肩こり、腰痛、肌のかさつきなど。美容効果もバッチリですね。
香りがちょっと渋いので、柚子と組み合わせて「柚子大根葉」の入浴剤にしても爽やかな香りが入って楽しいですよ。
大自然の香り。科学的な香りはしません。とっても体が癒されます。
一年の心と体の疲れを癒す、自然派お風呂、如何ですか?
もちろん、お風呂だけでなく食べることもできます。
水に浸して戻し、刻んで炊き込みご飯に入れたり、炒めものや煮物に混ぜたり。戻し汁も使いましょう。
保存がきくのでとても便利。
固い時はキッチンバサミで切るとラクです。
今回私が作ったものは、無農薬栽培の大根。葉っぱもとても立派でした。
食べてもお風呂でも、残留農薬の心配がないですから、更に嬉しい!
心なしか、慣行栽培(認可されている農薬の基準値量を使った栽培法)の大根より、色が美しく仕上がりました。
昔の人は、化学的なものではなく、身近な自然の恵みを体に取り入れ(食べたり、入浴を通じて経皮からなど)健康増進をしていたことが良く分かります。
一物全体。自然の恵みは、全て無駄なく、楽しく使いましょう!
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