茅ヶ崎寒川地域の酪農と地産地消の取り組み〜現場で感じた命と食のつながり
かながわブランドとは?〜神奈川の食の魅力を伝える使命
私は現在、かながわブランドコンダクターとして活動しています。
かながわブランドとは、神奈川県の優良な農水産物をブランドとして登録が認められたものです。
かながわブランドコンダクターとは、その殻奈川ブランドを県内外に広くお知らせする活動をしています。
このプロジェクトは、かながわブランド協議会(県農政課ブランド推進グループ、JA全農かながわ、JA神奈川県中央会で構成)が主催しており、協議会より正式に任命を受け活動しています。

食育講師としての経験を活かしながら、生産者の想いと消費者の暮らしをつなぐ架け橋となること。
それが私の使命だと考えています。
神奈川には、まだまだ知られていない素晴らしい農水産物がたくさんあります。
その魅力を、現場に足を運び、生産者の声を直接聞きながら、丁寧にお伝えしていきたいと思っています。
酪農家見学〜命を育む現場で学んだこと
今回は、茅ヶ崎寒川地域の酪農業について取材してまいりました。
乳牛の酪農家である沼上牧場では、神奈川県畜産会会長より、
地域の酪農の歴史、現状、そして未来への展望について詳しくお話を伺いました。
データや数字だけでは見えない、現場のリアルな声を聞くことができたのは、大きな収穫でした。


エサもモリモリ食べて、元気いっぱい!
牛の健康管理にとても気を使っていらっしゃるお話も伺いました。
命と対峙する仕事、そこから私たちの食は生まれています。
エサ箱の隣に、塩の塊と水が備え付けられています。
牛たちは、自分で塩分が足りないと感じると、自分で舐めて補給しています。


特に心に響いたのは、こんな言葉でした。
「子どもたちに地元の牛乳を飲んで欲しい」 「牛と触れ合って、命と食の大切さを感じて欲しい」
この想いを実現するため、学校給食への地元牛乳の提供、牛とのふれあい体験など、さまざまな活動が展開されています。
食育とは、単に知識を伝えることではありません。
命を育む現場に触れ、生産者の想いを感じ、そこから「食べる」ことの意味を考える。そんな体験こそが、本当の食育だと改めて実感しました。
私の食育講座でも、この「現場の想い」を大切にしています。
生産者の声を届けること、それが子どもたちにも大人にも響く、心に残る学びになると信じているからです。
湘南ちがさきmilk 見学〜地域を元気にする「美味しい」の力
次に訪れたのは、地元牛乳を使った製品を製造販売する企業です。

ここで製造されている「湘南ちがさきmilk」は、かながわブランド登録品として認定されています。
工場に併設されている販売店では、実際に濃厚なミルク味のソフトクリームをいただきました。
地元の素材を使い、地域で加工し、地域で販売する。
そして何より、「美味しい」という体験を通じて、地元の農業を応援する人が増えていく。
これこそが、持続可能な地産地消のモデルだと感じました。

私は、神奈川県産の食材を使った商品開発のアドバイスや、企業向けの食育プログラムのご相談もお受けしています。
「湘南ちがさきmilk」のように、地域の宝を磨き、多くの人に届けるお手伝いができれば嬉しく思います。
農産物直売所見学〜「自分のために食べる」という視点
最後に、地元の大型農産物直売所を見学しました。
ブランド品の足柄茶を頂きながら、会議と講演会です。
店長のご講演が、特に印象的でした。
「未来のために、地元野菜を食べよう」


このシンプルな言葉に、食育の本質が詰まっていると感じました。
地産地消というと、「地域を応援するため」という視点で語られることが多いですが、実は違います。
新鮮で栄養価の高い地元の野菜を食べることは、まず自分自身の健康を守ることなのです。
そして結果的に、それが地域の産業を支え、未来の食を守ることにつながる。この「自分ごと」として考えられる視点こそ、消費者一人一人に必要なものだと痛感しました。


直売所では、地元の食材を多く使ったお惣菜やお弁当の販売。
津久井在来大豆など、かながわブランドを使った商品なども数多く取り揃えています。
かながわブランドの購入は、地元の農産物直売所がお勧め!
私の食育講座では、このような「自分の健康と地域の未来がつながっている」という視点を大切にしています。
子ども向け、親子向け、企業向けなど、対象に合わせたプログラムをご提案できますので、ぜひお気軽にご相談ください。
かながわブランドコンダクターとして、食育講師として
今回の見学会を通じて、改めて実感したことがあります。
食には、人を元気にする力があります。
食には、地域を元気にする力があります。
食には、未来を創る力があります。
生産者の情熱、加工業者の工夫、販売者の想い。
その現場に足を運び、直接話を聞き、体験する。そこで得た「生きた情報」を、分かりやすく、心に響く形で伝えていく。
それが、私の役割だと考えています。

かながわブランドコンダクターとして、神奈川県の農水産物の魅力をもっと多くの方に知っていただきたい。
食育講師として、子どもたちにも大人にも、食の大切さと楽しさを伝えていきたい。
神奈川県産の食材を使った商品開発、企業や学校での食育講座、地域イベントでの講演など、食に関するご相談がございましたら、どうぞお気軽にお声がけください。
現場を知る強みを活かし、心に残る食育プログラムをご提案させていただきます。
これからも、益々、神奈川県産のおいしいこだわりの食べ物を、県民の皆様へ広くお知らせし、生産者の皆さんの応援、県産食材の普及に貢献できるよう、日々活動して参ります。
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